2012年6月26日火曜日

第1回オフ会、居酒屋での雑談まとめ

第1回オフ会、居酒屋「北の栖」での交流会にて。

とにかく、横田さんがいろいろとすごい人だということが分かり、皆で質問攻めにしてしまいました。
思わずヒートアップして、結構プライベートなことまで聞いてしまいましたが、今にして思えば不躾だったかも、と反省しております。。。

ここでは、そんな盛り上がりを見せた横田さん秘話(?)の中から、公表しても問題なさそうな部分をご紹介します。
(でも、公表できない部分の方にすごく興味深いお話があったりして、参加者だけの特典ですね)

  • バイオディーゼル燃料(BDF)を自分で手作りしてる
    廃食油をご近所から集めて、それをドラム缶で反応させて、BDFを手作りしているのだとか。金魚のブクブク(エアーポンプ)を使うと、BDFの洗浄(反応に使ったアルカリ触媒などの水溶性不純物をBDFから除去すること)が効率よく行えることを発見した、とか。透明度の高いBDFに仕上がっているそうです。
  • 鉢植えブルーベリー
    ブルーベリーは路地栽培ではなく、鉢植えにしており、冬場は建物の中に入れているそうです。道東では雪が積もらないので冬場に土壌が深く凍結してしまい、ブルーベリーの樹は冬を越せないため、このような方法を取ったそうです。
    なんだかすごい手間がかかっているように思えたのですが、横田さん曰く「たった2日で出し入れは終わるから大したことない」とのこと。2日の作業を「大変だ」と思う都会の人間と、「大したことない」と言い切る農家さんの違いかな、という話もでました。
    ただし、道東でブルーベリーを手掛けている農家さんが他にいない点を見ても、横田さんは変わり種なのかも知れませんけど。。。
    こういう、普通だったらやらないことを試してみて、「なんだできるじゃん」と実証してしまう所が、実に「コロンブスの卵」的だなと思いました。根っからの開拓者なんですね。
  • 町営キャンプ場のお手軽管理人
    町から町営キャンプ場の管理を引き受けているそうですが、その際に「1度に1組しか受け入れない」という条件を付けたのだとか。
    これは、1組だけなら何か悪さ(ゴミを散らかすなど)すればすぐにわかるので、お客さんも変なことをしない(できない)から、とのこと。極力管理の手間を省いて、農家の片手間でもできるようにするための工夫ですね。
    この条件を飲んだ町側も理解があるなぁ、と思いました。
  • 町の発明家?
    町民にも横田さんは有名らしく、いろいろとお宝(ガラクタ?)が集まってくるそうです。なぜか電動スケボーが数台集まってきたり。片手間で修理したガラクタをいつの間にか誰かが持って行っちゃったり。と、なかなかカオスな雰囲気が漂ってて面白そうです。
一応、EVに関連する話も。
EVのエネルギー源である電気をどうやって自分たちで手作りするか、という点で盛り上がりました。
  • 廃食油でディーゼル発電
    今やってるのが廃食油を(BDFに加工せず)、ろ過してゴミを除去しただけで、ディーゼル発電機に入れて使うこと。実際にこれでリーフを充電しており、真のCO2ゼロを実現。
    ディーゼル発電機から出る交流の波形が、リーフの充電器を故障させる恐れもあったそうですが、今のところ問題なく充電できているそうです。わざわざオシロスコープで波形を調べたりもしたんだとか。すごい。
  • ソーラー発電もやりたいけど
    ソーラー発電も興味はあるけどやっぱりパネルが高価なのがネック。中古パネルとかも興味を持って調べてるけど、品質もわからないしそれほど安くなかったりする。
    集光型にすれば少ないパネルで済むよね、でも太陽追尾が必要だよね、という流れで「その技術は持ってる」と横田さん。昔それ関係の仕事をしてたことがあるとか。
    いやはや、本当に多芸な方です。
    私が色素増感型の太陽電池ならば、酸化チタンと植物の汁で手作りできるよ、と話したところ皆さん「よし、それ作ってみよう!」と言い出しました。やっぱり手作りというキーワードに反応しちゃいますね。今度企画してみたいです。
  • バイオガスはいかが?
    私が日本でも簡単な仕組みでバイオガス製造設備を自作してる人たちがいるという話をすると、横田さん曰く「近所の酪農家に言えば何とかなりそう」ということで、これも実現できそうな雰囲気でした。バイオガスはそのまま燃料として使えるほか、ガスエンジンで発電もできます。
他にも「コモンレールで使えるバイオ燃料」の話など、いろいろと面白い話がでてきましたが、差しさわりがありそうな内容もあるため、ここでは割愛させていただきますね。
そういう「訳あり」なお話を聞きたい方は、ぜひ次のオフ会にご参加ください!

2 件のコメント:

  1. 初めまして、偶然の検索エンジンよりの訪問者です。

    【 金魚のブクブク(エアーポンプ)を使うと 】

    空気には酸素が含まれており、酸化促進操作は燃料劣化の作用を発生させます。

    抗酸化物が空気の酸素と反応して、透明色に近くなる現象を品質向上と誤解する事例が多くあります。

    自動車故障の原因の多くは、燃料の酸化による酸価値の増加です。


    新燃料研究所

    返信削除
    返信
    1. そうなのですか?科学的、理論的にはそうなのかもしれません。が実際、車数台、数種類が6万キロ~10万キロをトラブルことなく走行しておりますので問題にはならない問題ではないのでしょうか?

      削除