2012年6月1日金曜日

「北海道の電気自動車ポータル」を取材

先日、「北海道の電気自動車ポータルサイト」やFacebookの「電気自動車北海道」を運営している阿部さんに会ってお話を伺ってきました。
電気自動車の可能性にほれ込みユーザーやファンの立場から活動なさっている方で、その考えに共感し、初対面にも関わらず大いに盛り上がってしまいました。

阿部さんは、「様々なエコな素材をつかった名刺」を取り扱う印刷業を営んでおられ、もともと環境や社会貢献への意識は高かったご様子。
昨年、懇意にしている日産が電気自動車を出すということで、以前からの懸案であった”仕事で使う自動車もエコ替えしたい”を実行に移されましたが、
最初は”電気自動車なんてホントに使えるの?”と半信半疑だったのに、リーフに試乗したとたんにすっかりハマってしまったそうです。

以来、電気自動車の熱烈なファンとなり、本業の利害とは全く無関係に、その普及を応援するべく活動を開始。
これまでにテレビなどの取材も数回あったそうで、その活動は着実に成果を刻みつつあります。

「一ユーザー、一個人」という立場を活かし、メーカーや行政などのように「しがらみ」に縛られることなく、自由に発言できることが強みと言えます。
ユーザーの立場から「生の声」を届けることで、今後ユーザーになる方々に有益な情報を提供することが重要と考え、たとえば冬場の走行距離大幅ダウンという不利な点についても、ユーザーの実体験として情報を提供しています。

ただ、一冬越えてユーザーから「冬場は使い物にならない」というネガティブな意見が目立っており、ディーラーが及び腰になってしまっていることを懸念されており、
「否定的意見は目立ちやすく、それがEVの普及を阻害してしまうのはもったいない。現状でも十分使えると思っているユーザーだって多く存在しているはずで、肯定的な意見ももっと届ける必要がある」と、なお一層の熱をこめた応援を決意なさっています。

また、利害関係のない第三者ならではの取り組みで、企業同士を仲介して結び付け、新たなビジネスチャンスを切り拓くことも行っておられます。
たとえば、住宅メーカーに電気自動車対応の重要性を説き、日産と引き合わせて異業種連携を実現させたこともあったそうです。
今後は商業施設と電気施工業者を結び付け、仕事の創出と充電可能なスポットの増加の一石二鳥を計画中とのこと。

その他にも、様々なアイディアをお持ちで、 とても感心いたしました。
一例をあげるだけでも
  • 郊外型のレジャー施設(ゴルフ場など)に充電器設置でビジネスチャンス創出
  • 道内一周や日本縦断を行って、充電環境の現状や課題を明らかに
  • 個人同士の200Vコンセント融通ネットワークの実現
などなど。

最後には、「道内のEVオーナーが一堂に会してバーベキューでもやりながら熱く語る会(仮)」を8月4日に開催しましょう!ということになりました。
前述したように、「もっと肯定的な意見もアピールする」ことでEV普及の一助になればいいな、という目論見もあります。

阿部さんと話したことで、EV普及のためにユーザーの立場だからこそできることって、まだまだたくさんありそうだなと気づかされました

阿部さん、これからもよろしくお願いします。

そして、ブログをご覧の方々も「ユーザーの立場だからできること」に、ぜひご協力をおねがいします!

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