2011年11月17日木曜日

コンバートEVの現場見学会

以前にご紹介したEVファクトリーさんが、コンバートEVの改造現場の見学会を開催するとのこと。
詳細はこちら

11月24日(木)~26日(土)の3日間、毎日の午前と午後、計6回の内、1回のみ参加が可能とのこと。
各回とも定員が5名で、参加費は無料です。
場所は江別市。

なかなか北海道でコンバートEVの改造現場を見る機会はないと思いますので、興味のある方にはおすすめです。
平日なのが難点ですが。。。

2011年11月5日土曜日

祝!初出場&初優勝

先日ご紹介したトヨタ自動車北海道のコンバートEV「MR-e」が、11月3日に筑波で開催された「日本EVフェスティバル」のレースに、北海道生まれのコンバートEVとしては(おそらく)大会史上初出場を果たし、しかも優勝してしまいました!
トヨタ自動車北海道のスタッフの皆さんに、心よりお祝い申し上げます。

こちらのレスポンスの記事で大会の様子が紹介されています。
このレースは、ベートーベンの「英雄」をBGMに59分間無充電での周回数を競います。でも、単に速さを競うのではなく、車両の性能によるハンデがついたり、地球温暖化クイズの成績で加点があったりとちょっと変わったルールになっています。

そんなルールの下でも初出場にも関わらず初優勝を収めたスタッフのみなさんは、やはりすごいと思います。

おそらく、次は純粋にスピードを競い合うレースに参戦し、その性能を見せつけてくれるのではないでしょうか。
今後の「MR-e」の活躍に期待しています。

2011年10月25日火曜日

トヨタMR-SのコンバートEV

北海道のコンバートEV事例紹介第3弾は、トヨタ自動車北海道が制作したMR-SベースのコンバートEVです。
以前にHAIAのセミナーで話を聞いただけなんですが、これからホットな話題になると思うので取り上げたいと思います。

まずは写真から。


流石は”天下のトヨタ”の系列会社。お金がかかっています。
ボディはなんとCFRP(炭素繊維強化プラスチック)で軽量化!黒光りしています。
相当なハイパワーのモーターを搭載しており、最高時速は180km/h以上を記録したそうです。
それに伴い、バッテリーも大容量のようで、助手席を取っ払ってそこにバッテリーを設置していました。運転席以外は全部バッテリー、といった感じ。

モーターとインバータはアメリカから取り寄せ、バッテリーは韓国製を使用。
電気系統に関しては、苫小牧高専の協力を得たとのこと。

2011年10月23日日曜日

EVファクトリー訪問

北海道でコンバートEVを手掛ける事業者「EVファクトリー」を訪問してまいりました。

EVファクトリーは中古車販売大手の「TxTガレージ」が今年の4月に設立した、コンバートEV事業のための会社です。
もうすでにEV改造事業は始まっており、いつでも受付可能だそうです。
手持ちの車をEVに改造したい方は、ぜひ問い合わせてみてください。

では、まずは写真から。
ベース車両はホンダのビート。軽のオープンカーですね。真っ赤でつやつや。かっこいいです。
今回はEVアドバイザーが不在で、雨天だったこともあり、残念ながら試乗することはできませんでした。
また日を改めて、今度は試乗してまいります。

EV専門の担当者が不在だったため細かい点は聞けませんでしたが、分かる範囲で紹介します。

2011年10月4日火曜日

レポートをアップ

6月末に近畿地方のEV関連の取り組みを取材した時のレポートを、ようやくまとめました。
これから数日かけて公開していきます。
なお、当時の日付で投稿しているので、6月の記事になってます。
一日目の記事はこちら

2011年9月30日金曜日

北海道白糠町のEVジムニー

このブログでは北海道でコンバートEVに取り組む方々を紹介していきます。

栄えある第1弾は、北海道の白糠町で「ジムニー」のコンバートEVを自作された方の紹介です。
まずは写真から。

ドアの「EV jimny」という文字がなければ分かりませんが、EVですよ~。

2011年9月8日木曜日

EVの暖房のアイディア

以前から考えていた、蓄熱式暖房のアイディアをプレゼン資料でまとめたので公開しておきます。
本当に実現可能かどうかまでは深く考察しておりません。
突っ込みなどあればコメント欄にお願いします。
PDFファイル

詳細はPDFファイルをご覧いただくとして、概要を紹介。

2011年9月7日水曜日

北海道のEV関連の活動

道内でEV関連で活動している組織などを紹介。
(以下の情報で何か間違いや補足があればコメントをお寄せください)

  • 北海道EV・PHV普及促進検討研究会
    北海道が中心となって設立された、産官学が参加する団体。
    初期需要の創出、充電インフラの整備、利用実態調査および普及啓発を目的に活動している。
    北海道特有の課題の抽出と解決策の検討、も活動内容に謳われているが、現時点では特にこれといった取り組みはない模様。
    これまでのところ、アンケート調査と普及啓発イベントが実施されているようだ。
    ホームページを見てもあまり活動の内容を伺うことは出来ず、活発な感じではないようだ。
    今後の活動に期待したい。
  • オホーツクEV推進協議会
    道東地域でEVの普及促進を行っている団体。
    北見工業大学の高橋教授が中心となって設立された模様。
    EVを活用し環境にやさしい観光を推進する、ことを主な目的として活動している。
    知床や釧路湿原など、豊かな自然を観光資源として有する地域であるため、環境調和型観光産業におけるEVの重要性が意識されている。

2011年8月26日金曜日

パソコンとEVの相似性

EVの進歩はよくパソコンの進歩に例えられるが、本当によく似てるなと思う。
その相似性からEVの将来を予測してみよう。
なお、以下では日本のパソコン市場を対象としている。



パソコンEV
  1. メーカーが独自規格で製造(PC-9800シリーズ、FM-TOWNSなど)

  2. いわゆるAT互換機の登場で、ハードの標準化が進む

  3. 多数のメーカー参入とともに低価格化、高性能化が進む

  4. パーツの入手が容易になり、自作PCブーム。ショップブランドPCの隆盛。

  5. 超低価格PCの出現。大手メーカーは差別化のために苦労。

  6. ネット販売、BTOのデルやHPが市場を席巻。

  1. メーカーが独自規格で製造(日産のリーフ、三菱のアイミーブ)

  2. シムドライブが進めるオープンアーキテクチャの登場で、ハードの標準化が進む

  3. 多数のメーカー参入とともに低価格化、高性能化が進む

  4. パーツの入手が容易になり、コンバートEVがブームに。往年の名車をコンバートしたショップブランドEVも登場。

  5. 超低価格EVが続々登場。軽自動車メーカーは大打撃。

  6. EVのネット販売が普及。BTOによるオーダーメードEVも出現。

もちろん、パソコンの普及の背後にはDOS/VやWindowsなどのOSの進化だったり、インターネットの爆発的な普及だったり、といったハードウェア以外によるところがとても大きい点は考慮しないといけない。
多分、EVにもそういったソフトウェア的、社会環境的な何か大きな変化が発生するのは確かだろう。「自動車」の使い方がガラリと変わるような変化が。

2011年6月27日月曜日

近畿地方EV視察(1)

今日は大阪のコンバートEVを手掛ける「EVジャパン」の代表、NCオート社長の西田さんを訪ねました。
こちらでは実に様々な試みを行っています。特に力を入れているのが
・オート三輪やトライクのEV化
・軽トラックのEV化
です。

大阪もちょっと外れまで行けば農村地帯なのだそうです。
農村地域では日常の足として軽トラックが多く使われています。
畑と自宅の往復だけ走れればOKという方も多く、その場合はバッテリーを減らすことで価格を100万円以下に抑えることも可能になります。
農家には200V電源が既にあるので、充電の心配もありません。

ちなみに、農村地域ではガソリンスタンドがすごい勢いで減少していて、豊中市だけでも以前は15件あったのが今では4件に減ってしまったそうです。
遠くまでわざわざガソリンを入れに行くより、自宅で充電できるEVの利便性は農村地帯でこそ大きいのかも知れません。