2011年8月26日金曜日

パソコンとEVの相似性

EVの進歩はよくパソコンの進歩に例えられるが、本当によく似てるなと思う。
その相似性からEVの将来を予測してみよう。
なお、以下では日本のパソコン市場を対象としている。



パソコンEV
  1. メーカーが独自規格で製造(PC-9800シリーズ、FM-TOWNSなど)

  2. いわゆるAT互換機の登場で、ハードの標準化が進む

  3. 多数のメーカー参入とともに低価格化、高性能化が進む

  4. パーツの入手が容易になり、自作PCブーム。ショップブランドPCの隆盛。

  5. 超低価格PCの出現。大手メーカーは差別化のために苦労。

  6. ネット販売、BTOのデルやHPが市場を席巻。

  1. メーカーが独自規格で製造(日産のリーフ、三菱のアイミーブ)

  2. シムドライブが進めるオープンアーキテクチャの登場で、ハードの標準化が進む

  3. 多数のメーカー参入とともに低価格化、高性能化が進む

  4. パーツの入手が容易になり、コンバートEVがブームに。往年の名車をコンバートしたショップブランドEVも登場。

  5. 超低価格EVが続々登場。軽自動車メーカーは大打撃。

  6. EVのネット販売が普及。BTOによるオーダーメードEVも出現。

もちろん、パソコンの普及の背後にはDOS/VやWindowsなどのOSの進化だったり、インターネットの爆発的な普及だったり、といったハードウェア以外によるところがとても大きい点は考慮しないといけない。
多分、EVにもそういったソフトウェア的、社会環境的な何か大きな変化が発生するのは確かだろう。「自動車」の使い方がガラリと変わるような変化が。